こんにちは✌('ω'✌ )
先日書かせて頂いた記事はご覧頂けましたでしょうか。
咀嚼トレーニングのメリットや、重要さを前回の記事で伝えたのですが、今回はいよいよトレーニングの方法を伝えていきたいと思います٩( 'ω' )و
まず理想の正しい咀嚼としては、以下の3つの条件が挙げられます!
①しっかりと下顎が回転していること
下顎が回転していないダメな噛み方を、「ちょんちょん噛み」と言います。
ダメな噛み方の「ちょんちょん噛み」を動画で見てみましょう。
「ちょんちょん噛み」をすると、あごが殆ど運動していないため、発達がうまくいきません。あごが発達しないと、歯が入る口の中のスペースが狭くなってしまい、歯列の乱れが起こってしまいます。
スペースが狭く、歯が飛び出してしまった歯列の例
「ちょんちょん噛み」ではなくしっかり下あごを動かして噛み、あごのトレーニングを行いましょう。
模型の動きをまずは見てみましょう。
下顎が回転している正しい噛み方はこのような状態です。
②あごが回っていること
どういうことでしょうか。実際に動画を確認してみましょう。
次の動画は、左側で噛んでいる場合です。
あごがしっかりと回転しているのが分かりますね。
右側の歯で噛んでいる場合は鏡を見た時、反時計回りに、左側の歯で噛んでいる場合は鏡を見た時に時計回りに、回っていることを確認しましょう。
③噛む時に、あごのスタートした位置とゴールする位置がしっかり合うこと
次は、理想的なスタートとゴールで噛んでいる動画です。
次は、スタートとゴールがズレて噛んでしまっている動画です。
この噛み方をしていると、どんどんあごが前に出たり、左右に曲がってしまいます。
理想的な咀嚼運動がわかったところで、
次にトレーニングの方法を説明していきます😊
このトレーニングは、当院でも必ず実施しています。
用意するもの
- 市販の(硬めの)チューイングガムを2,3個
- 小さい丸いシール
- 鏡もしくは、スマホ
硬め、もしくは大きめのガムは、噛む練習には最適なのです🙆♀
理由としては、大きくて硬いものを噛むと、噛んでいるという意識づけと共に大きくアゴを動かさないといけなくなるので、トレーニングがしやすくなるからです!
手順①
シールをあごの真ん中に貼り(※画像参照)
口に入れたガムが柔らかくなるまで噛みます👄
手順②
鏡を見ながら右から噛んでみましょう!右が済んだら次は左から噛みます。
左右両方でしっかりとあごが回転しているかシールを見ながら確認してみましょう。
※注意点
・スタートとゴールの位置が揃っているかしっかり確認!
シールを貼ることで、自分の下顎がしっかりと回っていない事や、スタートとゴールの位置が無意識だと揃わなくなってしまうことが分かってくると思います!
今回は、以上になります。
実際にやってみると、なかなか正しく噛むことが難しいと気がつくと思います。
そこで次回では、そんな咀嚼トレーニングのコツをご紹介していきます(^O^)✨
わからないことがあれば、お気軽に当院にお電話頂くか、実際にお越しください!
042-325-6682
戸栗歯科医院では、有志の歯科医や歯科学生の皆様に技術提供を行っております。上記のKTA付き遠心装置の技術提供や技工も受託しております。気になられた方は、042-325-6682までお電話ください。